SGニュース8月号                                                  

                                          〒103-0023 東京都中央区日本橋本町 1-5-9
発  財団                                                  共同ビル(本町一丁目)7階
行  法人   製品安全協会                                電話(03)5255-3631 (代表)



                       乳母車(ベビーカー)の認定基準を改正
                −振動吸収性などの安全性が拡充・強化されました−                 
                              

    
       当協会は、SGマークの認定基準第1号である乳母車(ベビーカー)の認定基準を改正しました。
      改正の概要、ポイント及び今後のスケジュール は、次のとおりです。


 
1.改正の概要

 
  @赤ちゃんへの振動の伝わりが小さく押さえられ、新生児期(生後28日までが目安)を過ぎた乳児から
   使用することができます。
 
   *SG基準における振動試験で、赤ちゃんの身体に伝わる振動は、10m/s2 (約1G)以下となりました。

  A車輪の小さい計量のものも対象としました。
   (新基準A形)
 
  Bその他、ストッパの固定強度、折り畳み機構、生地材料(ホルムアルデヒド)についての安全基準
   が強化されました。

  CA形(乳児が寝た姿勢で使用できる乳母車)とB形(乳幼児を座らせて使用できる乳母車)の区分表示
   が変わりました。


 
2.改正のポイント

 
@今回の改正は、ライフスタイルの変化や道路状況の変化に応じて軽量化・コンパクト化さ れた乳母車に対応
   するもので、安全性に関する基準への要望にも対応したものです。

 
A特に新生児期を過ぎた乳児の外気浴を可能にするための、振動の吸収性の強化や生地材料の衛生性など
   の向上に主眼がおかれています。

 
3.今後の予定 

  @新基準による申請は9月から受け付けを開始する予定で、その後新基準に適合した乳母車が市場に
    出回ることになります。

  A新基準に合格した乳母車には、「新基準適合品」などの説明を添付したものも予定されています。
    なお、詳細については、当協会業務グループへお問い合わせください。
    また、当協会のホームページでもご覧いただけます。


                
旧基準                     新基準

 

SGマーク有    
   A形:生後2か月の乳児から
   対象で、乳児が寝た姿
   勢で使用できる乳母車
 →  SGマーク A形

  生後1か月から対象で、
  乳児が寝た姿勢で使用
  できる乳母車
SGマーク無    
   通称AB形やC形など、
   生後2か月から使用でき
   るAB兼用形
 →
SGマーク有    B形:生後7か月の乳幼児か
   ら対象の軽量形乳母車  
 →  SGマーク B形

  生後7か月の乳幼児か
  ら対象の軽量形乳母車



               ホームページを全面リニューアルしました

   最近は、企業のみならず一般家庭にもパソコンが普及してインターネットを利用した情報の収集 が広く行われるよう
  になってきました。そこで、当協会が実施しておりますSGマーク制度及び消費生活用製品の安全性等に関する情報を
  より広くまた、よりタイムリーにお届けしたいとの考えから、この度全面リニューアルしました。
  従来にも増して内容を充実し、必要な情報をより利用しやすくしました。
 

  また、当協会では、小紙「SGニュース」を今秋から、別途E−mailを利用した配信を予定しており準備を進めております。
  つきましてはアドレス調査を行っておりますので、お手数でも@貴社名(貴団体名) A担当者の所属/氏名B電話番号
  CE−mailアドレスを当協会管理グル−プ総務部 sg-news@sg-mark.orgまで送信してくださるようお願いいたします。
  (巻末ページをご参照ください。)
  ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 
  当協会ホームページのアドレスは  http://www.sg-mark.org です。

   

              知っ得と、安心。 〜 ゴルフクラブ 〜 
             − ブランド名だけで選んでいませんか? −
                                                  

                                           生活評論家  佐藤 順子                         
     野球、サッカーと並んで人気の「ゴルフ」。プレーヤーばかりでなく、観戦者のすそ野も広がっています。
     さて、ゴルフのプレーには欠かせないクラブの安全性はどのように確保されているのでしょう。

 ●SGマ−クの対象は

    ゴルフ競技に使用することを目的として設計・製造された製品が対象です。
   なお、プロ用、アマチュア用の区分はありません。
   SGでは、まずゴルフクラブを使用対象者別に形式を設けました。
   その上で、ヘッド、シャフト、グリップといった各部にかかる複雑な力を考慮した安全性の基準を設け、
   基準をクリアした製品にSGマークの表示を認めています。

 ●外観と構造

  

    仕上げは良好で、使用時に身体に傷害を与えるようなばり、突起部、鋭い各部等があってはなりません。
   ゴルフクラブの各部はひび、割れ、腐食その他の強度を損なう欠点がなく、シャフトには刻印がないこと、
   ヘッドは通常の使用による衝撃で破損してはなりません。
   これらは目視や触感、各部の切断や分解することでも確認します。

 ●ゴルフクラブの形式

    ゴルフクラブは『使用対象者等』によって、一 般使用を〈R型〉、女性又は子ども用を〈L型〉としました。
   又、パターは、使用対象者や、ヘッドの形状、シャフトの材質を問わずに〈P型〉として以下に述べるチェック
   を行います。
   R型、L型、P型は『ヘッドの形状』(ウッドタイプ〈W型〉、アイアンタイプ〈I型〉)、『ヘッドの材質』
   (金属製のもの〈M型〉、木製や繊維強化プラスチック等の非金属製のもの 〈O型〉)、『シャフトの材質』
   (金属製のもの〈S型〉、同じく非金属製のもの〈C型〉)のそ れぞれにかかる力(荷重)をチェックしています。
   ゴルフでは静止したボールをヘッド部分でたたき、飛ばしたり転がしたりします。
   これはヘッドを固定してシャフトにねじりの力を与えることになります。
   そこでR型、L型、P型それぞれに決められた「ねじり試験」を行い、異状がないことを確認します。
   ゴルフクラブの場合、ヘッド部には特に大きな力がかかります。そこでヘッドを固定し、グリップ部分に
   使用対象者に応じた力をかけて各部に異状がないかを確認します。

    シャフトについても金属製のもの〈S型〉と非金属製のもの〈C型〉の強度を確かめ、この内S型については
   へん平試験で破壊がないこと、C型についてはシャフトの両端を支柱に置いて使用対象者に応じた荷重を加え、
   異状がないことを確認します。
 
 ●ゴルフクラブを購入するとき
 
    ゴルフクラブはともすると『飛距離』や『正確なショット』などスコアを上げる機能やブランド名に注意を
   奪われがち。
   そのような広告が主流ですが、視点を変えるとゴルフは凶器になりかねない重い棒を振り回す競技です。
   プレーするときは何よりも自分にも周囲の人にも危害を与えることがないよう“安全”を重視した製品を求める
   べきです。

 ●使用上の注意

    ゴルフクラブに傷をつけたり、錆を生じさせたりするとトラブルの原因になることがあります。
   使用の前後には異状がないかチェックをしましょう。
   雨に濡れたときは必ず乾いた布で拭いてから収納し、錆の発生を防ぎます。 
   ボール以外のものを打ってはダメです。
   ゴルフ場のマナーを守り、周囲の状況を確認して安全にプレーすることはいうまでもありません。
 
    実際にあったことですが、道路上でスイングの練習をしていて自転車で通行中の人を直撃、死亡させてしまった
   事故がありました。
   間違っても道路や広場ではクラブを振って練習をしないことです。
 
   SGマークは製品の不具合によって生じた事故に対して補償する制度です。
   なお、保存するときは高温・多湿の場所を避けること。
   又、取扱説明書は保存しておきましょう。