SGニュース 8月号
| SGマーク対象製品127品目に |
先月号のNO.181 でお知らせしました「トレッキング用ポール」「可搬型折畳みいす」「ポータ
ブルトイレ」の認定基準及び基準確認方法について、8月1日付けで新たに制定しました。
旧「簡易便器及び簡易腰掛け便座」については、使用目的に合わせて別の基準を設けること
とし、ポータブルトイレ(新規)と簡易腰掛け便座(改正)として名称を変更して制定しました。
これにより、SGマーク対象製品は127品目となりました。
| 新規制定・改正品目(平成14年8月1日付け) |
| CPSA 0125 トレッキング用ポール(新規制定) CPSA 0126 可搬型折畳みいす ( 〃 ) CPSA 0127 ポータブルトイレ ( 〃 ) CPSA 0074 簡易腰掛け便座 ( 改正 ) |
これらの製品は、今後、SGマークを表示するための説明会を開催し、表示の準備を進めて
いくことになります。
説明会の開催等につきましては、後日お知らせいたしますが、この号では、「トレッキング用
ポール」及び「可搬型折畳みいす」の認定基準の概要について掲載します。
なお、詳細については、当協会業務部までお問い合わせください。
(お問い合わせ先)
電話:03-3517-5411 / FAX:03-3517-5832
Eーmail:operation@sg-mark.org
【トレッキング用ポールの認定基準(概要)】
・対象になるのは、登山、ハイキング等に使用するもので、形式はグリップの形状がI字の形
及びT字の形をしたものです。
・安全性品質については、各部の接合、組立等は良好で、グリップ及びストラップが取り付け
られており、石突きの鋭利な先端部には、保護キャップが付属されています。
・伸縮機構があるものは、滑り試験を行ったとき破損、滑り等が生じないようになっています。
・強度については、ストラップの取付強さ試験、バスケットの取付強さ試験、曲げ強さ試験等を
行ったとき、いずれも各部に破損等、使用上支障のある変形等が生じないようになっています。
また、シャフトについては、永久変形がないようになっています。
・表示及び取扱説明書については、一般消費者が 容易に理解できる大きな文字で、見やすい
個所 に表示することになっています。
用途以外には使用せず、振り回す等、他の人が危険な状態になる使用はしないよう規定
されています。また、長さの調節方法、保守、点検方法等についても規定されています
【可搬型折畳みいすの認定基準(概要)】
・対象になるのは、キャンプ等レジャーで使用する折畳み機構を有する可搬型のいすで、金属製
折畳みいす、乳幼児用いす等の認定基準の適用となるものは除きます。
・安全性品質については、各部の接合、組立等は良好で、着席姿勢時に手指等が触れる個所に
危険なすき間が生じにくい構造であり、使用中は、折り畳まれにくく、座面が破損しにくい構造と
なっています。
・安定性については、前方、側方、後方試験を行ったとき、転倒しないようになっています。
・座面、背もたれ、ひじ掛け、脚部等の強度試験を行ったとき、各部に破損、外れ、使用上支障
のある変形等が生じないようになっています。
・表示及び取扱説明書については、容易に消えず、 かつ、はがれにくい方法で、製品に表示する
ことになっています。
いすの開閉時には、手等を挟まないように十分注意し、傾斜地、地盤の悪い場所、滑りやすい
場所などで使用すると転倒することがあるので平たんな地面で使用するよう規定しています。
また、長時間放置したりすると、色落ち、強度低下等の発生の恐れがあるので、保守及び収納
・保管時の注意が記載されています。
| 知っ得と、安心。 −歩行補助車による思わぬ事故を防ぐために− |
生活評論家 佐藤 順子
歩行補助車とは高齢者が外出の際に、歩行や品物の運搬及び休息に使用する車輪が4輪以上
で、ハンドル、フレーム、ストッパー等で構成されているものをいいます。実際は身障の若い人が使っ
ているのをみることもあります。
販売店などで実際の商品を見ると、@乳母車タイプで荷物入れがあり、いすにもなるように設計
されたもの、A移動と休息に機能の重点を絞ったものの二つに大別できます。
しかし町に出回っている商品をみるとこの二つに分けきれない、さまざまな機能をもつ歩行補助車
が売られていることがわかります。
店頭で試してみると、形がさまざまなら製品の重量や扱い方もそれぞれ違います。
歩行補助車によるトラブルをみると、@歩行補助車で病院入口から進んでいたところ、車がスーと
前に走りバランスを崩して転倒、A歩行補助車を押しながら歩行中、段差を乗り越えようと持ち上げ
た際、突然折り畳まれて転倒、大腿部頸部骨折などという例が見られます。
トラブル@では、使用場所が病院の玄関によく見られるスロープであれば、使用者自身の足の運び
が車に追いつかなかったのかもしれません。
また、Aではハンドル固定金具がキチンと掛かって いなかったのではないかと判断されます。
歩行補助車を使う人が高齢者であること、高齢者の身体機能は一人ひとり違うことを考えると、選ぶ
ときは安全を考慮してキチンと作られた製品を選ぶことは当然として、使用者にあった歩行補助車を
選ぶことが大切です。
購入にあたっては、さまざまな視点から製品を検討する必要があります。
折り畳み式であれば固定金具はかけやすいか。 ハンドルストッパーがある位置は使用者にとって、
扱いやすい位置か。荷物入れが空でも体重をかけたとき安定しているか。道路からわが家までの搬
入はしやすいか(出入り口が狭く、搬入に細かな身体動作を必要とするなど)。もちろんSGマー
クの
有無は判断の大きな目安です。
さまざまな製品があることを知ると、使用者にマッチした歩行補助車を選ぶことの大切さを痛感
しま
す。可能なかぎり歩行補助車を揃えている販売店などに出かけ、使用者本人とともに選びたいものです。
また、保管状態も大切です。常に点検するなど周囲の方の配慮をお願いしたいところです。