SGニュース 9月号

SGマーク追加品目の基準の概要について

 8月号(NO.182)では、新たに追加になった品目のうち、「トレッキング用ポール」
「可搬型折畳みいす」の認定基準の概要を掲載しましたが、この号では、新たに追加
の「ポータブルトイレ」及び改正の「簡易腰掛け便座」について掲載します。
これは、旧「簡易便器及び簡易腰掛け便座」を使用目的に合わせて別の基準を設ける
こととしたことから名称を変更して制定したものです。
詳細については、次の当協会業務部までお問い合わせください。
電話:03-3517-5411 / FAX:03-3517-5832  E-mail:operation@sg-mark.org

【ポータブルトイレの認定基準(概要)】
・対象になるのは、主として高齢者が一般家庭等の室内で使用する可搬式の簡易
 便器です。
・安全性品質については、仕上げは良好で、使用時に身体に触れる部分には、傷害を
 与えるような先鋭部、ばり等がなく、また、高さ調節は容易で、身体等が挟まれるすき間
 もないようになっています。
・安定性は、前方、側方、後方それぞれの試験を行ったとき、転倒しないようになっています。
・便座面、座面、背もたれひじ掛けの強度試験、座面、背もたれの耐久性試験を行ったとき、
 各部に破損、外れ及び使用上支障のある変形がないようになっています。
・滑り抵抗試験では、移動しないようになっています。
・表示及び取扱説明書については、一般消費者が容易に理解できるように、大きな文字や
 目立つ色彩を用いたり、安全警告標識を併記してより認知しやすいものであるよう規定して
 います。
 また、組立・調節方法、手入れの方法、使用方法及び使用後の注意、設置場所の注意、
 使用上の注意事項についても規定しています。

【簡易腰掛け便座の認定基準(概要)】
・対象になるのは、主として高齢者が、一般家庭等の便所内の和風大便器又は和風両用
 便器に装着することによって、洋風便器として使用する便座で、便座の上に置いて取付
 高さを補う補高便座は除きます。
・形式は、和風大便器にかぶせて使用する据え置き式と両用便器にかぶせて使用する
 両用式があります。
・安全性品質については、各部の接合、組み立て等は良好で、弛み、がた、変形等がない
 ようになっています。
・水平で平坦な床面に設置して、前方、側方、後方の各安定性試験を行ったとき、転倒しない
 ようになっています。
・強度、耐久性及び耐落下衝撃の各試験を行ったとき、各部に破損、外れ及び使用上支障の
 ある変形がないようになっています。
・表示及び取扱説明書については、容易に消えない方法で、製品の見やすい個所に大きな
 文字で表示することになっています。
 また、取扱説明書は必ず読み、保管すること、組立及び設置方法、手入れの方法、使用方法
 設置場所の注意、使用上の注意事項等について規定しています。


知っ得と、安心。
ー家庭用フィットネス器具を使うとき注意したいことー

                                       生活評論家  佐藤 順子
 現代人の快適なライフスタイルが一方では不健康な暮らしかたであるとは誰もが認めるところ。
そこで健康増進をはかり、良い健康状態を保ちたいと願うのは共通の思いでしょう。フィットネス
器具・機器はまさにこうした目的で使用されます。
 フィットネス器具・機器はスポーツセンターなどでインストラクターの指導のもとに使用するものや
医療用がありますが、ここでは医療用以外の家庭用フィットネス器具について考えます。
 フィットネス器具・機器はスポーツショップや量販店でも売られていますが、やはり広告を目に
することが多いのはテレビショッピングや通信販売のカタログです。
 国民生活センターの「消費者被害注意情報」によると、約7割の家庭が平均2.4種類の器具を
持っていて、多い器具はダンベル、青竹踏みなど多種。関心が高いのは家庭用自転車エルゴメータ、
家庭用トレッドミル(ランニングマシン)など。
  だがトラブルも報告されています。たとえば、腹筋を鍛えるはずの器具(スライダーローラー)で転倒。
腰から下を左右に動かす金魚運動器で腰痛。ステッパで膝痛に。等々です。
 家庭用フィットネス器具は健康増進を目的に使用する器具で、医療器具ではありません。
ダイエット効果があるーなどの文言は不適切です。
 器具が適切に作られていることは何より大切なことですが、消費者としては、@安全とA効果が
確保され、B適切な使用説明が受けられることが重要です。
  買うときは店頭でなら直接説明を聞くことです。また、ご自分の健康状態によっては医師などに
相談してから購入・使用することが必要です。実際の使い方や管理・保管についても、説明者立ち会い
のもとで確認しましょう。
 通信販売の場合(フィットネス器具に限りませんが)返品可能かどうかの表示を確認し、使用方法など
について問い合わせたいときの連絡先を確認してから購入するようにします。できれば、販売業者に直接
問い合わせができるシステムだとより安心です。
 使用するときは自身の体力や健康度、あるいは体の柔軟性等を考えて無理のない運動量からスタート
します。たとえば使用制限時間以内でも、日頃運動していなければ体に無理がかかることがあるからです。
製品安全協会では、家庭用自転車エルゴメータ、筋力トレーニング器具、家庭用トレッドミル、ステッパ、
ローイング器具(ボート漕ぎに似た運動をする)について、海外の規格も参考に、耐久試験や電気的な試験を
行い、「SGマーク」の認定対象製品として制定しています。器具・機器は使用前にチェックすること。だから使用
説明書は保存します。気軽に使える家庭用フィットネス器具。上手に利用して健康生活を手にいれたいですね。