SGニュース 1月号

                  
                 
  新年のご挨拶


                 
          財団法人製品安全協会
                                理事長 神戸史雄


  新年あけましておめでとうございます。
平成15年の年頭にあたり、ここに謹んで皆様方のご健勝とご多幸を祈念致しますとともに、
旧年中当協会に寄せられましたご協力とご厚情に対しまして厚く御礼申し上げます。
  当協会は、昭和48年の設立以来、SGマーク制度の運営等を通じ、消費生活用製品の
安全性の確保及びその普及に努めるとともに、SGマークつき製品の欠陥による人身事故
に対する迅速・公平な被害者救済を行って参りました。
  現在、SGマーク制度の対象品目は127品目に、また、これまでにマークを表示した製品
数は、累計で200億を超えるまでに至り、製品の安全性を示す重要な目安として順調に発
展し、一般消費者の皆様にも深く浸透して参りました。これも偏に関係者の皆様方の製品の
安全性確保に対するご熱意の賜と深く感謝申し上げます。
  昨年は、新たに対象製品として福祉用具製品の「ポータブルトイレ」、「簡易腰掛け便座
(改正)」、アウトドア用品の「トレッキング用ポール」、「可搬型折畳みいす」も加わりました。
また、新たにSGマークの貼付を開始した「クッキングヒータ用調理器具」も順調に表示製品
が普及拡大しております。
  当協会では、急速に高齢化が進む中で、各種福祉用具への関心の高まりに応えて、現在、
浴室内で使用する製品等のSG基準化に取組んでいるところでございます。 
  今後とも関係者の皆様方の声をお聞きし、社会的ニーズに応えてSGマーク制度の運営に
努めるとともに、当協会のホームページの活用等を通じて、情報をよりタイムリーに提供でき
るよう努めて参る所存でございます。
  今年も役職員一丸となり渾身の努力を傾注して参る所存でございますので、従来にも増し
て関係者の皆様方のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして新年のご挨拶とい
たします。




知っ得と、安心。
ー 乳母車 〜 乳幼児のためにも安全が一番 ー



生活評論家  佐藤 順子

 赤ちゃんを外気浴や日光浴、お母さんと一緒の外出に連れ出すとき欠かせないのが乳母
車。市販品 を見ると形やデザインはさまざまです。でも、大切なのは乳母車に乗る乳幼児の
「安全」を守ること。どんな視点で選び、使っていけば安心でしょうか?

赤ちゃんの月齢にあわせて
  乳母車を使用するのは赤ちゃんから幼児まで。 操作は保護者です。赤ちゃんにとっては
快適性が、保護者にとっては操作性の良さが求められます。同時に双方の安全性が確保さ
れなければなりません。
  (財)製品安全協会では、乳母車の安全性と品質及び赤ちゃんの安全を目的に基準を定め
ています。A形は体の発達が未熟な赤ちゃんに無理がかからないよう考えられた2か月から
乗せることができるもの、B形は7か月以上から使用する2種を定めています。いずれも満2
歳児までの使用を標準としています。 A形とB形の違いは見た目には分かりにくい場合もあ
るので、買うときは確認を忘れないことです。

●選ぶときの注意
  赤ちゃんが楽な姿勢が保てるか、足先がつかえたり、胸やお腹が圧迫されないか、頭は
頭部ハンモックから外れていないか、車輪の振動の伝わり具合は適当かなどなど、チェック
が必要です。
  その他の安全性についてもSGマーク製品は認定基準が定められているので、マークの
有無は選ぶ目安になります。なお、取扱説明書にも目をとおして選ぶことをお勧めします。
  取扱説明書は保存し、使い慣れない人が使うときや、貸してあげるときは一緒に手渡し、
読んでもらうようにしましょう。たとえば、折り畳みの機構やハンドルの固定の仕方などは製
造会社によって違うので、誤使用によるトラブルを避けるためです。


●使うときの注意
 折り畳み式や可動式の押し手が付いた乳母車は、走行中の振動で止め金具が緩む場合が
あり得ます。安全のため金具は確実に掛けることです。
  乳母車は空車でも坂の途中や車道に近い歩道に放置してはなりません。ストッパを掛けて、
邪魔にならない場所に置きます。 ストッパは空車ならともかく、 赤ちゃんを乗せたときは過信
しないことが重要です。 だから赤ちゃんを乗せたまま放置するのはやめましよう。 ましてや路
上では、「ほんのちょっと」の間も危険です。
  また、乳母車の使用時間は赤ちゃんの負担にな らないようA形は連続2時間以内、B形は
1時間以内にしましょう。
  その他、使用上の注意事項は取扱説明書に従うことです。

●駅や乗り物のなかで

  ハンドルに買い物の袋を吊り下げ、赤ちゃんを乗せたまま乳母車を持ち上げて駅の階段を
上り下りするお母さん!健気な姿だけれど大層危険です。階段では抱っこするなど、その場
に応じた行動をしていただきたいものです。また、周囲の人々もそんなお母さんに、どうぞ手
を貸してあげてください。社会はこんなところで母と子に気遣いが不足しています。