SGニュース 2月号
SG認定基準改正審議中の品目について
当協会のSGマーク対象製品は現在129品目ですが、新規に認定基準を作成準備中の
品目の他に、既に対象品目の内、認定基準を改正するための専門部会も行っています。
この認定基準の改正については、制定後年数を経て製品の構造・性能等が社会環境の
変化、使用素材の変化とともに製品形態が変化してきていることに対応するために行うもの
です。
現在、専門部会を開催し審議中の品目は、次のとおりです。
なお、詳細については当協会 業務グループまでお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
業務グループ
TEL:03−3517−5411/ FAX:03−3517−5832
Eーmail:operation@sg-mark.org
現在認定基準改正のための審議が行われている品目
| 認定基準名 | 新規制定年月 | これまでの改正の有無とその年月 |
| CPSA 0001 乳母車 | 昭和49年5月 | 有:50年2月、51年11月 |
| CPSA 0035 携帯用簡易ガスライタ | 昭和52年12月 | 有:55年2月、元年2月 |
| CPSA 0052 自転車 | 昭和56年4月 | 有:5年9月、13年12月 |
| CPSA 0092 繊維強化プラスチック製バット | 平成4年7月 | 無 |
「キックスケータ」の事務受付開始について
「キックスケータの認定基準及び基準確認方法」については平成13年12月1日付けで
制定し、SGマークを表示するための準備をしていましたが、平成15年12月1日から表示
に関する事務受付を開始していますので、お知らせします。
対象となるのは、1人乗り専用で、人力によってのみ動かすことができるキックスケータ
で、2輪、3輪又は4輪であって、ステッキ状の操作棒及び制動装置がついているものです。
形式は、6歳未満の者が対象の幼児用、6歳以上12歳以下の者が対象の子供用、レジ
ャー用としての一般用、アクテイブスポーツ用としての競技用に分類しています。
取扱説明書については、使用上の注意事項として、
@2人以上で乗らないこと、
Aヘルメット、ニーパッド、エルボーパッド、グローブ等の保護具を使用すること、
B坂道や段差のあるところ、交通量の多いところ等使用が禁止されている場所では使用
しないこと
等を記載しています。
特に、小さい子どもが使用するときは保護者が使用上の注意等を守るよう指導してあげる
ことも大切です。
なお、基準の内容等詳細については、当協会業務グループ菅又は齊藤までお問い合わせ
ください。
知っ得と、安心。 〜 幼児用三輪車 〜
生活評論家 佐藤 順子
育児用品の新製品開発も日進月歩。幼児の遊び用具・三輪車も新しいタイプー押し手棒つ
きの製品が市場の大半を占めるようになりました。三輪車に付属している押し手棒の役割は
自分でペダルに足を乗せて漕げない幼児のために、親が押し手棒を押すすことによって、幼
児が三輪車を漕げるようにするための補助具です。今回、押し手棒つき三輪車を適用範囲
に含めるために幼児用三輪車のSG基準の改正を行いました。
幼児用三輪車の使用年齢範囲は標準として1歳半児から4歳児までです。この年齢の幼
児では、とっさの安全行動ができません。また、三輪車をみて何をしてよいか、またはしては
いけないかの判断もできません。そのために、保護者の方に三輪車の特性を知っていただき、
使用する幼児の体型にあった三輪車を幼児に与え、楽しく遊ぶための道具の三輪車でけがな
どの事故がないよう、幼児の遊び方・使い方も考慮して安全性品質や使用上守るべき事項を
定めています。
★三輪車とは
三輪車はその形状から分かるように、前1輪、後ろ2輪で構成されています。これはハンド
ルを小さな力で切るだけで容易に三輪車が曲がったりすることができる利点があります。また
三輪車の安定性は前車輪と後車輪2輪で構成された三角形の中に乗っている幼児の重心が
ある限りは横方向には転倒しませんが、幼児のからだが前車輪と後車輪とを結ぶ線から身体
の重心がでてしまうと転倒します。この三輪車の特性は又、幼児のからだバランスをとるため
の訓練にも役立つことになります。
★SG基準はこんなことに注目しています
SGマ−クは安全のため、幼児用三輪車の構造・外観等の認定基準を設けています。まず、
三輪車のサドルが前後左右に傾きがないこと、ペダルや車輪にねじれや曲がりがないことな
ど外観を検査し、ボルトやナットなど、あるいは手や足が触れる部分も尖りやバリがないことと
定めています。押し手棒や足乗せがあるものは、それらを外したあともけがをする箇所がない
ことを確認します。
幼児は思いもよらない行動をとることがあります。そこで遊んでいるとき頭や首を2本ハンドル
の間に挟まれる心配がない構造であること、泥よけと車輪の間に手指を挟まないよう一定のす
き間があることなどを定めています。また、ペダルの高さは地面との間で足の甲を挟まないよう
に、サドル高さは幼児の足が接地するよう地上からの高さも決めています。
★使い方から見たチェック
安全のために三輪車として強度を備えていなければなりません。また、子どもは思いもよらな
い遊び方をするものです。たとえば、地面などの凸凹した部分につっこんだり、障害物にわざと
ぶつけたり、サドルにドシンと乗っかったり!そんなときも三輪車の破損が原因でけが等をしな
いよう三輪車各部の強度試験、衝撃走行試験、衝突試験を行い、合格した製品にSGマークが
表示されます。また、三輪車の安定性、ビニル床等で滑りにくさ等もチェックしています。
付属品も使用上の安全性を損なわないものでなければなりません。
★最近の幼児用三輪車では
背当てがあるものでは背当ての高さ(サドルから計測する)を定め、押し手棒がついたものは
取り外しがしやすく、工具等を使用しなくても操作できること。折り畳み機構のものはロック機構
等を有し、手指を挟まない機構でなければなりません。押し手棒がついた三輪車では道路の段
差等障害物を避ける、保護者は押し手棒で三輪車の前部や後部を持ち上げること等の使用状
態を想定し、三歳児の2倍の安全率を考慮した力を加えチェックしています。足乗せがある三輪
車もありますが、これも安全率をみた強度がなければなりません。
★三輪車で遊ばせるときの注意
三輪車は、前述しましたが、各部の構造、強度等の安全性に配慮した製品であっても三輪と
いう製品構造から本質的に不安定な製品です。又、路面の状況、自動車、自転車等の多くの
交通物との事故発生も想定されることから、遊ぶときは保護者が付き添うことが必要です。
足乗せは押し手棒とともに自分で三輪車を漕げない幼児のためのものですから、足が地面や
ペダルに確実に着き自分で漕げるようになったら外しましょう。破損や故障したまま使用しない
こと。幼児に手加減をして使用するよう求めるのは無理ですし、けが等に繋がる場合があある
からです。
押し手棒は保護者がセットし、かつ、保護者が使用すること。押し手棒にお兄ちゃん等がぶら
下がると三輪車がはねあがって転倒しますので、寄りかからないこと。また、押し手棒つきで三
輪車を押しているときには、乗っている幼児の足が正しくペダルに乗っているか、足乗せ上に乗
っているかなど幼児の足の位置に注意すること(足が路面に着いた状態で押すと足をけがする
ことが予想されるため)、折り畳み式は正しく組み立て、必ずロックするのを忘れないでください
(ロックを忘れると使用中に折り畳まれ、転倒や手指を挟んだりすることが想定されるため)。
幼児の体格や成長には個人差がありますから、からだと三輪車が釣り合っているかどうか保
護者は折りにふれチェックして無理のない範囲で使用するようにしてください。
★三輪車を購入するときは
購入するときは三輪車の各部に危険がないか、「保護者の眼」でチェックするとともに保護者に
とって押し手棒がセットしやすいか、折り畳み式ではロックの掛け外しがしやすいか等も確認しま
しょう。
また、サドルに座った幼児の足が床面に着くものを選んでください。必要以上に大きな三輪車
を購入すると、三輪車が傾いても足が地面に着けず、三輪車ごと転倒することが想定されます。
取扱説明書は使用しなくなるまで保存することはいうまでもありません。
「2004 べビー&シルバーショウ OSAKA」への参加
去る2月4日、5日の2日間、大阪市のマイドームおおさかで、大阪育児乗物協同組合主催
「第33回ベビー&シルバーショウOSAKA〜のびのび育児といきいき老後〜」が開催されまし
た。
開催前に開会式が執り行われ、まず葛西運営委員長の挨拶があり、その後、来賓として大
阪市長、元大阪府議会議長、また、当協会からは岡林専務理事が挨拶を行いました。
岡林専務理事からは、開催の祝意と、昨年10月の協会の内部組織改革(グループ制)によ
る対応の迅速化及び乳幼児用製品・福祉用具担当グループの充実を図ったことが紹介され、
今後とも製品の安全性に十分配慮し寄与していきたい旨の挨拶を行いました。
また、開会式に引き続き贈呈式が行われ、大阪育児乗物協同組合から大阪府と大阪市の福
祉施設に対し、育児用品及び高齢者用品の目録が手渡されました。
なお、2日間の入場者は延べ1,500名を数え、昨年を上まわり盛会で、「第33回ベビー&シル
バーショウOSAKA」は成功裡のうちに閉会されました。