SGニュース 4月号

 



SGマーク対象認定基準の作成状況について


 去る3月26日(金)に開催しました安全管理委員会において、「乳母車」及び「かん切り」
の認定基準及び基準確認方法の改正について審議が行われ了承されました。今後は、
制定の作業が進められ、改正した新基準によりSGマークを表示するための手続き等に関
する説明会を開催する予定です。
 この号では、「乳母車」及び「かん切り」の基準の概要(改正)について掲載します。
  なお、詳細につきましては当協会業務グループまでお問い合わせください。
〈お問い合わせ先〉
当協会業務グループ
TEL:03−3517−5411  FAX:03−3517−5832  E−mail:operation@sg-mark.org

【乳母車の認定基準の概要(改正)】
(1)基準作成の経緯
 当協会では、「乳母車(改正)専門部会(委員長 加藤 忠明 国立成育医療センター研究所 
成育政策科学研究部長)」において、平成15年8月から平成16年2月にかけて、製品試験
及び委員会審議を行い、基準改正(案)を作成しました。
                
(2)認定基準の主な改正内容
・適用範囲(形式分類)として、使用対象の下限年齢を小児保健の指導実態に合わせて明
 確に情報提供するものとしました。
・車輪の大きさによる形式の区分がありましたが、製品構造が基準制定当時(昭和48年当
 時)と異なり、全体の機構で振動吸収が可能になったことから、車輪の大きさの区分を削除
 し、最低限の大きさよる規定のみとしました。
・製品の形態が箱形からリクライニング形に変わっているため、適用上の整理を行いました。
・フロントガードを持って階段等を昇降する蓋然性を踏まえ、強度試験項目を新設しました。
・加速度計測の方法の進歩に伴い、最適な計測条件に改正するとともに、乳幼児への加速度
 振動基準の見直しを行いました。
・他にストッパの繰り返し固定強度試験の追加、安定性試験条件の修正、ホルムアルデヒド
 試験項目を追加しました。
・使用者の誤使用を防止するために、表示及び取扱説明書について規定しました。

【かん切りの認定基準の概要(改正)】
(1)基準作成の経緯

 現行の基準では、製造年の表示の規定がないため、リコールや改善が必要な場合にロット
追跡ができないことから、当該銘柄の全製品を対象にしなければならない問題等があります。
これらの問題を是正するため、製造年の本体表示を義務付けるとともに、単位系をSI単位系
に変更する等基準改正(案)を作成しました。

(2)認定基準の主な改正内容
・表示規定として、製造年の本体表示を追加しました。
・単位系をSI単位系に修正しました。




知っ得と、安心。 ー  郵 便 受 箱 ー

         生活評論家  佐藤 順子

 家庭の必需品、郵便受箱。郵便や新聞を郵便受箱まで取りに行くのが子どもの「決まった
お手伝い」という家庭も少なくないでしょう。だから、安心してお手伝いをさせられるよう郵便
受箱は安全なものでなければ困ります。

●郵便受箱の安全性
 郵便受箱(以下「受箱」とよぶ。)は金属製、プラスチック製など様々な製品がありますが、
郵便等を取り出すとき手指をけがしては困ります。 外力で変形しても困るから取扱説明書
どおり正しく取り付けたとき一定の強度も必要です。多少の雨からも郵便物を守ってもらい
たい。
 使う側の要求は意外に盛りたくさんです。そこで、協会では受箱の安全性を定めています。

●受箱のSG製品
 SGマークの対象となる受箱は、一般家庭で郵便物を受け入れる金属製またはプラスチック
製の受箱で、@受口と箱を組み合わせたもの、A箱単体のもの、B受口単体のものをいいます。
ただし、集合住宅に設置される集合郵便受箱は除きます。

●郵便物の取り出しやすさ
 薄手の金属板で作られたものの場合、郵便物を取り出すたびに手指を傷つけないかと気をつ
けるのも気疲れします。受箱は手指の触れる部分に手指を傷つけるようなばり、まくれ、鋭利な
部分、鋭い角度等があってはなりません。底面も突起物がないよう作られています。
 これを試験するために新聞紙を一定の条件で整え、障害を与えそうな部分に当てて押しずらし
た新聞紙が切れていないことを確認します。
 このとき受箱の厚さが0.45mm未満の金属板を使用した場合は、端部が折り返し等手指を傷つ
けない処置が施されていなければなりません。当然、各部の組付けは確実で、使用上支障があ
る緩みやがた、変形があってはなりません。このチェック をクリアすれば郵便物を取り出すとき手
指を傷つける心配はありません。

●郵便物を雨からまもる
 受箱は一定の耐水性が必要です。そこでやや強い雨が30分降り続いたと仮定して、そのとき
受箱内部の漏水は痕跡ぐらいであることとしています。通常、この程度なら郵便物が濡れたり、文
字がにじんだりすることは防げると考えられます。
 受箱に使用される材料は、合成樹脂または耐蝕性を有する塗装等を施したアルミニウム等の金
属またはこれと同等以上の耐食性を有する金属を使用し、ねじ等もステンレス鋼または同等以上
の耐触性があるものを使用します。
 また、塗装した場合は「碁盤目」模様に傷をつけて、一定の方法で剥がれないことを確認します。
付属品がついていれば受箱使用上の安全性を損なわず、チャイムスイッチ等がついていれば電気
用品の機能は正常でなければなりません。
 なお、受箱は、破損、変形などしたままで使用したり、受箱の上に重いものを載せたり、よりかかっ
たりしないように注意してください。
 取扱説明書では、取り付けの要領や取り付け場所の注意等が一般消費者に理解しやすく書かれ
ていますから必ず読んで、保管しておくことです。