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第67号 あせらず慎重に!脚立、はしごでケガをしないために

 脚立、はしごは、残念ながら事故がなかなか減らない製品の一つです。その多くは、無理な姿勢をとったり製品を安定な状態で設置しなかったりしてバランスを崩し、踏み外して転落するというものです。

 脚立やはしごは、普通に昇降するためには十分な強度があり、かつ、持ち運び容易な設計となっていますが、人の転落などによって大きな衝撃がかかると凹んだり、曲がったり、或いは、折れてしまうということが起こります。脚立を使う際には、高いところ、或いは横方向で作業しようとして体を伸ばしたり、手を伸ばすようなことはせず、製品をその都度適切なところに設置し、静かに乗り降りして使用するようにしてください。はしごは、高所への昇降のための道具であり、はしごを使う際には、かならず、補助者を置き、はしごを支えるなど安全な使い方をしてください。

 また、脚立を高いところに上るための階段代わりに使用すると、脚立にドスンと降りて思わぬ加重をかけて踏み外したり、製品を変形させたり、あるいは、脚立を滑らしたり転倒させてしまうことがあります。また、脚立に板などを渡して踏み台として使うと、安定性が悪くなり、思わぬ転倒事故につながります。このような使い方は誤使用となり、たとえケガをされてもSGマーク賠償制度の対象にはなりません。十分にご注意ください。

 慎重に慎重を重ねる。それが、脚立、はしごで事故を起こさないための心得です。

 一般社団法人 軽金属製品協会が作成したチラシもぜひお読みください。なお、各製品特有の注意事項もありますので、使用する製品付属の取扱説明書をよくお読みの上、ご使用ください。


 

2022年度