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第12号 自転車!ここでもSGマークが安全を保証しています

今回のメルマガ
・前半:自転車関連品目のお話
・後半:お知らせ
メルマガ 第 12 号 発行日:2020/05/29

一般財団法人 製品安全協会

自転車!ここでも SG マークが安全を保証しています

 新型コロナウイルスの感染は、生活や仕事のスタイルを変える大きな契機となっています。在宅勤務が広がる中で、3密を避ける移動手段として、また、健康増進の手段として自転車が見直されています。自動車への依存及び環境負荷の低減のために、2017 年には「自転車活用促進法」が制定されていましたが、これに「健康」という目的が加わり、新たな生活様式を切り拓く一つのツールとなりそうです。

 自転車と自転車に関係する主要製品は SG マークの対象となっています。今年4月度は、SG マーク付きの自転車、空気ポンプの販売実績が対前年 140%以上となりました。このほかに、自転車等用ヘルメットと自転車用幼児座席が自転車関連 SG マーク対象製品となっています。

 では、安全の証の SG マークはどこを見ているのでしょう?自転車はとても多くの部品で作られています。その部品一つ一つに安全のための基準が定められています。そして、それらをきちんと組み立てなければ安全な製品にはなりません。「自転車技士(*1)」または「自転車安全整備士(*2)」の資格を持った者が組み立てた製品でなければ SG マークは貼れないのです。

 空気ポンプも、取っ手の破損や本体の変形、加圧での破裂など、過去に多くの事故が起こっている製品です。でも製品の見た目だけでは安全性を確認することは難しいものです。なので、SG マークが付いているかを確認してください。

転倒のリスクが避けられない自転車を運転する際に、ヘルメットは必須のアイテムです。軽量で使いやすく、かつ、転倒時に頭部に重大な怪我を負うことが無いように設計された製品にのみ SG マークを付けることができます。そして、幼児座席は、幼児の足の巻き込み防止構造を備えており、走行時と乗り降りの際の強度と使い勝手のバランスを良く考慮した製品にのみ SG マークを付けることが出来ます。

 自転車を生活に欠かせないツールとしてお使いいただく際には、是非、SG マークが付いているかをご確認ください。そして、それらを安全にお使いいただくには、日ごろの整備と点検もお忘れなく。自転車のタイヤの空気圧は適当か、ブレーキ、ハンドル、ペダルに問題ないかなど。空気ポンプ、ヘルメット、幼児座席も、異常がないことを確認する習慣をつけてください。そして経年劣化にもご注意を。製品は、頻繁に使用しなくとも部品や部材は年月により劣化するものがあります。取扱説明書をご参照の上、耐用年数を超えた製品は買い替えてください。それが安心と安全への大切な心がけとなります。

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(*1)自転車技士
(一財)日本車両検査協会が定めた「自転車の組立、検査及び整備技術審査」 に合格した者。後援:経済産業省
(*2)自転車安全整備士
(公財)日本交通管理技術協会が定めた「自転車安全整備技能検定」に合格した者。後援:
警察庁

1新着情報 https://www.sg-mark.org/
・2020/05/27 SG マーク表示申請数量「2019 年度第 4 四半期分」

2拡散希望
・受信者の HP、職場の方々、知人等に転送等していただいて構いません。
よろしくお願いいたします。

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