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第177号 家庭用体育器具(ぶらんこ、すべり台、鉄棒)は安全性を第一に!(その2)

前回のぶらんこに続き、今回はすべり台と幼児用鉄棒をご紹介します。

すべり台は、上衣が上部棚に引っ掛かり、首を絞めて死亡する事故が発生したため、1974年にSG基準が制定されました。その後も踊り場と滑走面とのすき間や滑走面と着地板との間にできたすき間に足の指を挟む事故や、よだれかけ等の引っ掛かり事故が発生したため、これらのリスクに対応するため1981年に基準が改正されています。

幼児用鉄棒は、簡単に転倒したり、バーが曲がってしまうなどの事故が発生していたため、十分な安全性と品質を要件として1974年にSG基準が制定されました。

鉄棒は、小学校に上がって体育授業で鉄棒が苦手なお子様の練習用としての用途があり、使用年齢は7歳くらいまでを想定しています。使いやすい構造、使用時の十分な安定性・耐荷重・耐衝撃が要件となっています。

基準制定時から鉄棒に一人乗り用ぶらんこの搭乗部を吊り下げて使用する複合製品も販売されていたことから、そのような製品にも対応する安全基準となっています。

事故が起こると、大きな怪我が生じるリスクがある製品です。安全性の確かな製品をお買い求めいただき、よく注意してお使いください。

2025年度