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第185号 バイクの排気量に応じたヘルメットを被りましょう

昨年、全国で約4万件のバイク事故が発生し、死者は増加傾向でした。都市部ではバイク事故の割合が高く、東京都では、交通事故死者146人中38人(約26%)がバイク乗車中の事故であり、 安全対策が極めて重要です。

バイク用ヘルメットは、いうまでもなく、しっかりとした衝撃吸収能力が備わっていなければなりません。しかしながら、バイク用として販売されている製品の中には、衝撃をほとんど緩和できないようなものが散見されます。購入する前に、バイク用としての性能を有している製品であることをご確認ください。

バイク用ヘルメットにはバイクの排気量によっては使用できないものがあります。

ハーフ型ヘルメットは頭部保護される範囲が狭く、小型二輪(原付および125ccまで)で使用可能ですが、排気量が125ccを超える普通二輪(排気量400ccまで)や大型二輪(排気量400cc超)には使用できません。

排気量が125ccを超えるバイクに乗る方は、フルフェイス型もしくはジェット型のヘルメットを購入してください。

また、原付や排気量125ccまでの小型二輪であっても、自転車用ヘルメットや軽作業帽では、事故の際に頭部を守り切ることができない可能性があります。バイク用ヘルメットは、硬く鋭利なものがぶつかった際にその衝撃を緩和して先端がヘルメット内に貫通しないことが求められますが、自転車用ヘルメットにはそのような規定がありません。軽作業帽は、貫通防止性能も衝撃吸収性能もありません。ヘルメットはいざという事故で命を守るもの。これらのヘルメットは使わないようにしましょう。※

※特定小型原付(時速20kmに制限される電動キックボード)については、自転車用ヘルメットの着用可。

2025年度