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第186号 お子さまの傘、安全な製品を選べていますか?
消費者庁の事故情報データバンクシステムによると、小学生の傘による事故・危険情報が各地で報告されています。たとえば、購入したばかりの傘の露先が外れる等して子どもが瞼を負傷したり、子ども用のジャンプ傘を使用中に柄が突然折れたりといったケースがあります。また、傘を振り回して遊んでいた子どもが、他の児童にぶつかってケガをさせてしまう事例もありました。
また、日本スポーツ振興センター の学校等事故事例検索データベース(小学生から高校生までが対象)によると、2005年~2023年で約50件の傘に関係する傷害事故報告があり、傘をさして登校してきた小学生の傘が、強風のため持っていた柄の部分を残して飛んで児童の顎が切れてしまった事例もありました。
これらの多くの事故は、安全な傘を選び、子どもが正しく使うことで防げるものです。傘を選ぶ際には、「SGマーク」がついているかどうかを確認してください。このマークがある傘は、製品安全協会の定めた厳しい基準(学童用かさ)に合格しており、先端が丸く加工されていて目や顔に当たってもケガをしにくくなっていたり、開閉部分に指を挟まないような工夫が施されていたりと、子どもの使用に配慮された設計になっています。さらに、落としたりぶつけたりしてもすぐに壊れない強度も備えています。
なお、傘そのものの安全性に加えて、家庭での声かけもとても大切です。たとえば、「傘でふざけないこと」「走りながら使わないこと」「壊れた傘は使わずにすぐに交換すること」など、日常の中で繰り返し注意するだけで、事故のリスクはぐっと減ります。
お子さまの雨の日の安全を守るために、お持ちの傘をご確認ください。
過去のメルマガ:第121号 安全・安心な学童用かさを選ぶなら、SG基準をチェック!
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