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第208号 乳幼児睡眠用製品専門部会第四回会合の概要

9月25日に、標記の会合が開催され、バシネット、及び、ベッドサイドスリーパーについてのSG基準案、及び、幼児用ベッドガードのSG基準改正案について審議しました。これらについて、いくつかの確認点等はありますが、概ねの合意が得られ、10月20日に開催される第五回会合において案が決定される見通しとなりました。最終的には、11月~12月に開催予定の安全管理委員会での承認を経て新しいSG基準、あるいは改正SG基準となります。

 それぞれの製品についてのポイントは、以下の通りです。

(1)バシネット(低月齢乳児用ベッド)
乳児が自分で座る、つかまり立ちをする、あるいは、手と膝で立ち上がるようになる前まで(概ね生後5カ月まで)が適用対象。リクライニング角度が10度以下。寝床面は平らで一定の固さがあること。側面高さが20cm以上。鼻や口が塞がれる危険な隙間、指はさみのリスクがある穴などがないこと、など。
なお、名称は再検討して次回会合で決定。

(2)ベッドサイドスリーパー
バシネット、あるいは、乳幼児用ベッドの安全基準を満たしていること。大人用ベッドにしっかりと取り付けられ、大人用ベッドとの間に鼻や口をふさがれる危険な隙間ができないこと。構造的に、乳児のベッド面は大人のベッド面よりも10cm以上低くなること。乳児が大人のベッドに這い上がれるようになったらベッドサイドスリーパーとしては使用しないこと、など。

(3)幼児用ベッドガード
一人で大人のベッドに乗り降りできる幼児(概ね月齢18カ月以上)が適用対象で、その旨がわかりやすく本体に表示されていること。ベッドガードの上端が大人のベッド上端から16cm以上の高さであること。ベッドガードと大人のベッドの間に、子どもの鼻や口が塞がれる危険な隙間ができないこと、など。

 それぞれの基準案及び資料は、以下のリンクからご覧いただけます。
1.第4回専門部会(20250925)議事次第
2.乳幼児睡眠用製品専門部会委員名簿
3.第3回乳幼児睡眠用製品専門部会議事要録(案)
4.バシネットのSG基準案
5.ベッドサイドスリーパーのSG基準案
6.幼児用ベッドガードのSG基準改正案

2025年度