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第222号 年末年始の大掃除では、脚立(踏み台・足場台)の事故に注意して!
年末年始は、高所の清掃や洗車に脚立を使う機会が増え、また、それに伴う事故が起きやすくなります。NITE((独)製品評価技術基盤機構)の調査でも、使用中の転落や、開き止め金具のロック忘れ、背を向けての昇り降りといった“ちょっとした不注意”が年末年始に集中して発生すると注意喚起しています。
「ほんの少しなら…」「大丈夫だろう」という気持ちが大きなケガへとつながりかねません。年末の慌ただしい時期には注意力が散漫になりやすいため、落ち着いて安全を確認する習慣が重要です。
◆脚立を安全に使うために◆
まず、用途に合ったものを選び、製品の表示や取扱説明書をよく読みましょう。使用前に異常がないことを確認し、水平で安定した地面に設置してください。開き止め金具のロック忘れにも注意が必要です。必ず金具が確実にロックされていることを確認し、ぐらつきや傾斜がないかもチェックしましょう。
乗ることを禁止している天板、踏ざんに立つと転倒しやすくなります。絶対に乗らないでください。昇り降りの際は、必ず昇降面を正面に向け、背を向けて降りることはしないでください。バランスを崩しやすく、製品の安定性が損なわれます。
そして、安定した姿勢を保つことが重要です。つま先立ちや身体を乗り出す無理な体勢は避け、届きにくい場所があれば脚立ごと位置を調整しましょう。また、はしごとして使用するときは安定性が損なわれやすいため作業は禁止です。
脚立は便利な道具ですが、事故相談が多い製品でもあります。忙しい時期だからこそ、安全意識を一層高めて使用しましょう。

2025年度