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第224号 幼児用ベッドガードの改正SG基準のポイント
経済産業省は、乳幼児製品で玩具に続く規制対象製品の第一弾として乳幼児用ベッドガードとベビーカーを指定し、来年の6月から運用を開始する方針を出しています。
幼児用ベッドガードとは、大人のベッドに取り付けて、大人のベッドにいる幼児がベッドから転落するのを防ぐための製品です。幼児用ベッドガードのSG基準改正については、2025年8月19日に発信したメルマガにおいて紹介しております。
この製品は、適用が、自分で大人のベッドに乗り降りすることができるようになる、生後、概ね18カ月以上の幼児を対象としたものです。しかしながら、事故のほとんどはゼロ歳児に使用したことで発生しています。これは、欧米でも同じ状況です。
そもそも、大人のベッドで子どもを寝かせれば、転落のリスクを免れませんが、転落よりもより大きな危険を伴うのは、乳幼児が大人の身体に圧迫されたり、ベッドガードとベッドの間の隙間に挟まって窒息するリスクです。また、大人のベッドに置かれた毛布などの寝具、あるいは、沈み込みやすい寝具で窒息するリスクもあります。実際に、そのような原因による死亡事例が発生しています。
SG基準は、欧州の基準をベースの作られたものでしたが、ベッドガードとベッドの間に挟まって重篤な事故が発生してきたことから、そのような危険な隙間ができにくいことを確認する試験を加えるほか、部品を誤って組み立てて十分な強度がでないことが生じないよう、誤組み立てを防ぐ構造をもとめるなどの要件を加えています。このため、欧州と米国の基準内容のすべてを要件とするものであり、その意味で、欧米の基準より高い安全性能を要求しています。
通販サイトなどでは、子どもの落下を防ぐために、幼児がベッドに乗り降りするための隙間はおろか、ベッド全体を囲うような製品の使い方が散見されますが、このような使い方は窒息のリスクを高めます。このため、安全基準はこのような使い方を認めていません。
安全基準を設けても、誤使用を防ぎきらず、また、実際に死亡事故を含む重篤な事故が多発していることから、欧米の規制当局はこの製品の使用を推奨していません。取扱説明書の指示に従い、十分に気を付けてお使いください。

適用は18カ月以上です。それより小さな子どもには絶対に使用しないように!
親の体に圧迫されたり、大人の寝具で口鼻がふさがれたり、ベッドガードとの隙間に顔がうずもれたりして窒息するリスクがあります。ベッドから転倒して重傷を負うこともあります!
大人のベッドの周りを囲むように使うのは窒息のリスクを高めます!
2025年度