E-mail newsletterメルマガ配信

第226号 乳幼児の窒息や胴体はさみを防ぐためにーひもやベルトにご注意を!ー

玩具や育児用製品には、ひもやベルト状の部品が付属するものがありますが、そのようなものは、乳幼児の首に巻き付いたり、胴体が抜けなくなったりするリスクがあり、最悪、死に至ることがあります。そのようなリスクを回避するために、それらが危険なものとならないよう、玩具や育児用製品には安全基準が設けられています。 

例えば、18カ月児未満用の玩具においては、自由に伸ばせるひもやロープの長さは、欧州では22cm以下、米国では30cm以下、それ以上の月齢では欧州は30cm以下と規制されており、首に絡まるリスクを抑えています。製品の一部とともに輪っかを作るような場合は、欧州では、上記に加えて周長が36cm以下と規制されています。また、米国では、約2キロ重の力をかけたときに輪が外れるようになることを求めています。 

乳幼児用ベッドや椅子などにおいても同様の要件がありますが、製品に子どもを拘束するためのベルトが付属している場合、そのベルトが上記の要件を満たすことは困難です(ただし、拘束用でないひも等については上述の条件がかかります)。そのため、拘束具がしっかりと乳幼児を保持し、すり抜けて首を吊るような危険が生じないことを、ダミー人形を使用して試験することが一般的です。 

乳幼児の胴体がすり抜けないようにするためには、腰の周囲だけでなく股もベルト等で拘束することが必須となります。ベルトを締めた後に首を囲むような輪っかができないこと、十分な強度と耐久性があること、子ども単独では解除できないことなどが必須の要件となります。このため、3点あるいは5点でベルトを一度に止めるタイプのものが一般的です。抱っこひもであれば、ダミーを入れて実際に揺らしたときにしっかりと保持されてずり落ちないことを確認します。 

ちなみに、ハイチェアなどで、股を拘束せずに胴体ベルトだけを締められる製品を見ることがありますが、そのような製品は安全基準に適合していない可能性が高いものです。 

製品を見て、これらのすべての安全要件に適合しているかを確認することは容易ではありません。品質が確かで安全基準に適合した製品を選ぶために、SGマークをご確認ください。 

 

2025年度