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第232号 SG賠償ってなに?
SGマークの認証は、しっかりとした試験・検査を行うことによって、製品のばらつきによりSG基準を満たさないものが生じないように運用されていますが、それでも、稀に、基準に満たないものがでてしまうことはあります。また、SG基準を制定した際に想定していなかったリスクが発覚することもあります。そうして、製品事故が生じることがあり得ます。
このため、万一、製品の欠陥によって事故が発生し、それによって負傷するようなことが生じた場合に、SGマーク制度では人的損害を賠償することができます。物損は対象外です。賠償は、SGマークの有効期間内に日本国内において発生した事故のみが対象です。製品に欠陥が認められ、その欠陥によって事故が発生し、それにより負傷したという因果関係が確認できるものが対象です。
協会は、SG賠償の請求を受けて、製品に欠陥があったのか、その欠陥が事故につながったのかを、注意深い観察、および、SG基準の適合性の確認、事故の再現試験等によって確認します。結果によって、SG基準の見直しにつながることがあります。
事故が発生した際に、被害者と事業者の直接のやり取りは、しばしば難しくなることがありますが、SGマーク賠償制度の大きなメリットは、手続き、試験・審査を、中立性の高い製品安全協会が一貫して担うことです。また、原則、正式な申請書類を受理後2カ月程度で結果を出すように努めております(中には、試験・検査に長い日数が必要となることはあります)。
賠償は、入院治療費、通院治療費、通院交通費、休業補償等が対象で、事故の結果から妥当と考えられる額となります。既往症の治療、被害者の希望による治療や個室利用料等は、損害の対象外です。診断書や治療費領収証の提出が必要となります。
でも、事故は起きないに越したことはありません。まず、取扱説明書をよく読んで製品を正しく使用してください。もしも、製品を買い求めて、あるいは使っていて不具合に気づいた場合は、直ちに使用をやめて製造業者、あるいは、販売業者にご連絡し、その指示に従ってください。誤使用によって、あるいは、不具合を知りながら製品を使い続けて事故に至った場合は賠償ができなくなる可能性が高くなりますのでご注意ください。

2025年度