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第239号 ベビーカーの安全性とは?(その4:2つのSG基準とは?)
前号で、ベビーカーの安全基準に日本ならではの要件が2つあることをご紹介しましたが、今回は、ベビーカーにSG基準が2つある理由とそれらの違いについてご紹介します。
ベビーカーのSG基準の一つは、SG基準第1号でもあり、50年以上も前から日本で使われてきたなじみの深い製品を対象としたものです。さまざまなタイプを包含していますが、軽量で折り畳んで嵩張らず、女性が肩にかけて持ち運びやすい、携帯性に優れるものが中心的な製品となっています。
それに対して、もう一つのSG基準(EN型:プッシュチェアとプラム)は、昨年、2025年に新設されたもので、欧州の安全基準を取り入れたものです。従来のSG基準がカバーしていなかった二人乗りやプラムタイプの製品なども対象で、車輪径が大きく全体的にがっしりと作られたものが多いです。これらの製品は、でこぼこした舗道や段差での走行安定性が良い利点があります。重量もあるので、肩にかけて歩くことは難しいですが、置いておくなら折りたたんで小さくすることができます。
前号で紹介したとおり、日本では指はさみのリスクが重視されます。このため、指はさみ防止については、EN型ベビーカーのSG基準でも、従来のSG基準と同じ要件を求めています。他方で、欧州の基準には、ベビーカーから子どもが落ちにくいことを確認する試験が入っているため、従来のSG基準を改正してこの要件を加えています。
このように、いずれのSG基準も、日本での製品の使われ方を考慮し、双方の基準の良いところを取り入れてより安全を高めるように作られているのです。
4回に分けてベビーカーの安全基準をご紹介してきましたが、よくある事故、安全のポイント、日本ならではの考慮事項などご理解いただけたでしょうか。ベビーカーをお選びの際は、安全と信頼のSGマークがあることを、是非、ご確認ください。

*イラストは、生成AIで作成しました。
2025年度