E-mail newsletterメルマガ配信

第241号 新たな消安法特定製品:幼児用ベッドガード―重大事故のほとんどはゼロ歳児!―

幼児用ベッドガードが、消安法の新たな子供用特定製品として指定されることとなりました。この製品の適用対象は、一人で安全に大人のベッドに乗り降りできる子どもであって、目安としては18カ月以降です。しかしながら、この製品での事故の犠牲者のほとんどはゼロ歳児で発生しています。米国において、2000年1月1日から2010年3月31日までに報告されたベッドガードの使用に伴う132件の事故のうち、死亡者は13人でそのうち9人はゼロ歳児でした。日本でも死亡事例が何件も発生しています。

そもそも、ゼロ歳児にとって、大人のベッドはとても危険なところなのです。ついつい、転落の危険に目が行きがちですが、毛布や枕のような柔らかい寝具が口と鼻を覆ったり、大人の身体に圧迫されたりして窒息するリスクがあります。また、ベッドガードとマットレスの間も、挟まれて窒息する危険な隙間ができやすいところなのです。ベッドからの転落を心配し、ベッド全体をベッドガードで覆うような使い方の製品も散見されますが、これは、より深刻な窒息のリスクを考えていません。むしろ、窒息のリスクを増大させる可能性がある使い方となっています。

この製品には、欧米とも強制規格の安全基準がありますが、誤使用による事故が多いこともあり政府当局はこの製品の使用は勧めてはいません。それでも安全基準があるのは、あくまでも、適用月齢の幼児に限定しての使用のメリットを認めているからでしょう。

次号において、米欧の安全基準の相違、及び、両者を包含したSG基準のポイントをご紹介します。


*イラストは、生成AIで作成しました。

2025年度