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第242号 新たな消安法特定製品:幼児用ベッドガードの安全要件

幼児用ベッドガードの安全基準は、転落のリスクよりも、重篤となる可能性が高い窒息のリスクを優先させています。そのため、適用を一人で安全に大人のベッドに乗り降りができるようになる、概ね18カ月以上の子どもに限定しています。そこに至っていない乳幼児を大人のベッドに寝かせることが極めて危険であることは、前回のメルマガで書きました。適用月齢に届かない子どもの転落を防止するために、子どもが乗り降りするためのスペースを塞ぐような製品が散見されますが、そのような行為は極めて危険なのです。

子どもが乗り降りするためのスペースはベッドガードの両側に設けなければならず、その幅は、子どもの身体が挟み込まれないような十分に広いものであること(23cm以上)であることが求められます。

ベッドガードの高さは、SG基準、及び、英国の安全基準は、マットレス表面から16cm以上あることを要件としています。これは、24-36カ月の大きな子ども(95%タイル)の肩幅の60%以上に相当し、寝返りを打ってもたれかかっても乗り越えることがない高さです。しかし、生後6か月を過ぎてくれば、子どもがその気になれば、この高さは容易に越えられるものであることを意識しておく必要があります。

ほとんどゼロ歳児の事故ではありますが、ベッドガードとマットレスの間にできた隙間に口と鼻が挟まれて窒息することが起きていることから、SG基準、及び、米国の基準はそのような隙間ができないことを確認する試験を入れています。

この製品は、マットレスが柔らかいと、しっかりと固定することができず、外れて転落したり、ずれた隙間で窒息するリスクが高まります。そのようなマットレスでの製品の使用は控えていただき、ベビーベッドなど、より安全な環境で子どもを寝かせるようにしてください。


*イラストは、生成AIで作成しました。

 

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