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第243号 乳幼児用歩行器SG基準改正:最近の普及型製品に対応

(乳幼児用)歩行器のSG基準は、ベビーカー(1973年)に次いて二番目(1974年)に定められた歴史のあるものです。2003年に改正されて現在に至っていますが、その後の製品実態や事故情報の変化を踏まえて基準改正を行うこととなりました。特に、2021年に発生した6か月女児が重篤な怪我を負った階段からの転落事故は、段差があっても容易に転倒・転落しないことが必要であることを示したものとなりました。また、製品の構造が4本の支柱で鉛直に支えるものからX型フレームに変わってきていることから、設定当時のリスク想定では対応できない課題もありました。このため、基準改正を進めてきました。 

今回の改正では、テーブルの強度について、従来の強度試験(テーブルに30kgの重りを載せた際のたわみ量20mm以下の確認)は継続しつつ、欧州規格EN1273を参考にした静的強度試験(座席に30kg 、テーブルに10kgの重りを24時間載せた際の破損・変形等の確認) を新たな選択肢として加え、国際規格との整合性にも配慮した内容としました。これにより、座席も含め、歩行器全体としての破損・変形リスクにも対応しました。 

また、階段や段差からの転落事故への対応は、欧米の基準を参照した構造面での要求追加を予定していますが、まずは、本体表示や取扱説明書における注意喚起をより分かりやすく、重点的に伝える方向で見直しました。特に、階段の下り口、玄関の段差などでの使用による転落リスクについて、平易で見やすく注意喚起をしています。 

なお、福祉用具としての歩行器との混同を避けるため、品目名は、これまでの「歩行器」から、「乳幼児用歩行器」へと名称を変更しました。 

改正SG基準による事務受付は2026年5月1日から開始する予定です。 


*イラストは、生成AIで作成しました。

 

2026年度