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第252号 自転車用幼児座席SG基準の見直しについて

国家公安委員会が、自転車用幼児座席について、自転車の幼児座席に乗せられる子どもを「小学校入学前まで」としている各都道府県の公安委員会規則について、見直しの可否の検討を進めると報道されています。

現在、自転車用幼児座席の適用は、体重24㎏までの未就学児となっています。安全基準としては、重要な考慮事項は、子どもの体重や体格であり、年齢はその目安となるものです。同じ年齢でも、体重が重い子、軽い子の差は小さくありません。このため、7歳児、8歳児でも体重で24kgに満たない子どももいれば、6歳児でも24kgを超える子どもがいます。
より広く、年齢の高い子どもに対応するには、重量制限を上げなければなりません。子どもの成長曲線※1を御覧いただくと、体重24kgのラインが、それぞれの年齢のどのあたりまで対応できているかがわかります。

体重24kgまでと制限されているのは、幼児座席自体の製品重量、及び、幼児が身に着けるヘルメット、衣類や持ち物の重量を考慮して、総重量が、各都道府県公安委員会が30㎏と定めている積載重量制限内に収まるように設定されているからです。つまり、24㎏以上の子どもを乗せた場合、この積載重量制限を超えてしまう可能性が高くなります。

なお、積載重量制限を緩和する場合、自転車がそれに対応できることの確認が必要となります。また、現在、耐荷重30㎏まで対応している荷台(キャリア)のJIS規格を見直し、より大きな荷重に対応できるようにする必要があります。これらは、幼児座席の適用体重を見直す前提となります。これらが整えば、SG基準としても幼児座席の安全基準を見直すため、本体の強度、サイズの検討を行うこととなります。

また、近年、幼児座席に脚を開くように座っていた体の大きな子どもが、道路上の構造物に接触して大腿骨を骨折するという事故が発生しています。※2
座席の設計の見直しだけでなく、子どもの載せ方、自転車の運転の仕方にも十分注意することが求められるでしょう。

※1:子どもの成長曲線: 男子 ・ 女子  (出典:一般社団法人日本小児内分泌学会)
   注:子どもは、同じ年齢でも体重のばらつきがあります。男子の場合、24kgを超える子どもは、
     6歳児で1割程度、7歳児で3割程度、8歳児で半数以上となることがわかります。
※2:国民生活センター報道発表「自転車後部に同乗中の子どもの事故に注意! -障害物と接触して大腿骨を骨折する事故も-」

 

2026年度