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第270号 踏み台兼用いすのSG基準を制定しました

製品安全協会では、このたび「踏み台兼用いす」のSG基準を制定し、2026年9月1日よりSG認証申請の事務受付を開始しました。

踏み台兼用いすは、キッチンやリビングなどで使用される製品で、物の出し入れなどの際に踏み台として使用できるほか、普段はいすとして腰掛けることができる便利な製品です。

これまで重大な事故の報告は多くありませんが、類似製品であるいすや脚立では転落事故が数多く発生しています。また、市場や事業者からも安全性を客観的に評価する基準の整備が求められていました。

こうした状況を踏まえ、製品安全協会では「踏み台」と「いす」の両方の機能を安全に使用できることを確認するため、新たなSG基準を制定しました。

SG基準の主なポイント

■ 安全な構造・寸法
・使用において危険となるばりや鋭利な部分がないこと
・天板や踏ざんが水平であり滑り止めを備えていること
・支柱端具により安定性と滑り防止が確保されていること
・使用最大高さの上限値を守っていること
・背もたれを備えていること
・天板・踏ざんの寸法や傾斜角度、安定角度、クッション厚さが基準を満たすこと

■ 十分な強度
・踏み台として使用した際に、天板や踏ざんへ所定の荷重を加えても破損や著しい変形が生じないこと
・いすとして使用した際に、座面や背もたれへ所定の荷重を加えても破損や変形が生じないこと

■ 滑りにくさの確保
・支柱端具の摩擦係数の基準に適合し、床面で滑りにくいこと

■ 座面の耐衝撃性
・座面に所定の衝撃を加えても破損や変形が生じないこと

■ 後方安定性
・座面や背もたれに所定の力が加わった場合でも後方へ転倒しないこと

■ 表示・取扱説明にも安全配慮
SG基準では製品本体表示および取扱説明書についても規定しています。
製品本体には、
・小学生以下は使用しないこと
・直射日光や高温環境を避けて使用・保管すること
などの注意表示を求めています。
また、取扱説明書には、踏み台およびいすとして使用する際の注意事項を分かりやすく記載することを規定しています。

■ 安全・安心な製品の普及に向けて
新たなSG基準は、日常生活で便利に使用される踏み台兼用いすについて、安全性を客観的に確認し、利用者の安心につなげることを目的としています。

製品安全協会では、今後も安全な製品の普及を通じて、事故の未然防止に取り組んでまいります。

SG認証申請の事務受付開始日:2026年9月1日

関連リンクはこちら
踏み台兼用いす(SG基準制定)の事務受付を9/1開始します

2026年度