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第272号 9月21日(月・祝)は敬老の日です
今年の敬老の日は9月21日(月・祝)です。日頃の感謝や長寿のお祝いとして、プレゼントに杖をご検討されている方もいらっしゃることと思います。杖は、歩行をサポートするだけでなくファッションアイテムにもなるため、お召し物に合わせて複数お持ちになっている方も少なくありません。
しかしながら、杖の選択や使い方を誤れば、転倒が大きな怪我につながることがあります。軽傷であっても歩行に支障をきたし、不便な期間を過ごさねばならないかもしれません。「転ばぬ先の杖」を贈るには、「適切」な選択がカギを握ります。
まず、お使いになる方の身体機能に合った製品を選んでください。一般的な杖は、歩行中のバランスを整えることが基本的な目的であり、軽量で一定のしなやかさがあります。そのため、常時体重を乗せるような使い方には向かず、破損により転倒するリスクが生じます。日常的に強い体重負担が必要な状況であれば、より安定感のある医療用の杖(多脚杖)が必要です。
一般的な杖であっても、不意に体のバランスを崩して体重がかかった際に十分支え切れる強度と耐久性が求められます。強度が足りず杖の支柱が折れたり、つか(持ち手)が破損したりする事故も起きていて、これらの事故は転倒につながります。
実際に、ネット上で販売されているSG認証のない杖を試験したところ、SG基準の要求事項を満たしていないものが確認されています。強度試験においては、たわみ量が大きく支柱や長さ調節部分が変形したものや、座金がなく厚みが不足していたり摩擦抵抗が低かったりする先ゴムも見られ、耐久性や滑りにくさに問題があるものがありました。販売ページに掲載されている製品写真では問題なさそうに見えても、実際の製品にはバリやとがりがあったり金具が変形したりしている製品が存在します。このような製品を使用すると、かえって怪我や転倒のリスクを高めてしまいます。せっかくのお祝いのプレゼントが事故につながっては、とても残念なことになってしまいます。
安全性が高く信頼できる製品を選ぶには、SGマークがついていることを確認することが一番の近道です。なお、「検査済み」などとアピールしていても、どのような検査をいつ行ったのかまで具体的に説明していない製品は注意が必要ですのでお気を付けください。
安全と信頼。大切なご家族の健康と長寿を願う敬老の日の贈り物として、一番のこだわりにしてはいかがでしょうか。

2026年度