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第92号 家庭用の圧力なべ及び圧力がまのSG基準を改正しました

 家庭用の圧力なべ及び圧力がまのSG基準は1974年に制定され、その後、安全のための基準改正を実施しております。今回の主な改正は下記のとおりです。

 従来は、鍋の圧力弁を見たり、音を確認することで圧力調整装置が作動していることを確認するものとしておりましたが、電気圧力なべや圧力電気炊飯器の場合は、圧力がかかっていることを従来的な方法では確認しづらいこともあります。そのため、本体パネル等に「圧力表示」を行うことを基準化し、使用者に圧力が掛かっていることが目で見てもわかるように改正しました。

 また、従来から、カレーやシチューのルーなど粘性が強く糊状になるものを入れて圧力をかけてはいけないことを注意してきました。これは、粘張な内容物が圧力調整装置に入り込むことで適切に作動しなくなる恐れもあり非常に危険なためでした。今回の改正においては、表示および取扱説明書の中で「圧力が下がった後にルーなどを入れる旨の注意事項」として明記することを加えることとなりました。

 SG認証のための事務受付開始は2024年4月1日を予定しております。

2023年度