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第93号 ゆたんぽを安全に使いましょう!

 暦の上では寒の入りが1月6日で2月3日の節分までが寒中ということになりますが、寒さは立春を過ぎてもしばらくは続きます。今が、まさに真冬の最中ということで、手軽で便利なゆたんぽが重宝される季節です。

 既にさまざまな注意喚起が出されていますが、ゆたんぽをお使いになるときは、低温やけどにくれぐれもご注意ください。44℃という、熱めのお風呂(42℃前後)より少し高い程度であっても、3~4時間触れていると低温やけどとなる恐れがあります。それより熱い46℃では30分から1時間でやけどすると言われています。熱さに鈍くなっている高齢者がお使いなる場合などは要注意です。低温やけどは、体の深いところで重篤な損傷をおこすリスクがあります。布団が暖まったらばゆたんぽを布団から取り出して寝るようにしてください。

 さて、合成樹脂製ゆたんぽは、加熱と冷却で膨張と収縮を繰り返すことにより本体が劣化します。本体の中に空気層が残ると、冷却時に大きな収縮が生じて強いひずみがかかり本体や接合部の劣化を進めます。湯は受口の根元まで入れて使用するようにしてください。

 また、製造方法によって、品質にばらつきが出やすい製品でもあります。安全を確かなものとするために、必ずSGマークが付いていることをお確かめの上ご購入ください。そして、合成樹脂製のものであれば、3年間使ったら安全のために買い替えるようにしてください。また、本体にひびや湯漏れが生じた場合は直ちに使用をやめて、販売店や製造元にご相談ください。

 ゆたんぽは、よく注意して使用すれば安全で手軽に暖をとれる製品です。使用上の注意をよく読んでご活用ください。

参考:「低温やけどに注意!!」チラシ

2023年度