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第30号 スポーツにおける眼の安全を守る 「スポーツ用アイガード」

今回のメルマガ
・前半:スポーツ用アイガードについて
・後半:お知らせ
メルマガ 第 30 号 発行日:2021/02/18

日本スポーツ協会公認スポーツドクター
えだがわ眼科クリニック院長 枝川 宏

スポーツにおける眼の安全を守る「スポーツ用アイガード」

 スポーツ中に眼をケガしたり、眼にケガをする人を見た経験はありませんか。
わが国では毎年多くの人がスポーツ中に眼のケガを経験しています。学校で起こる眼のケガは独立行政法人日本スポーツ振興センターの調査によると、約 4 割はスポーツによるものです。

 スポーツ中の眼のケガには様々なものがありますが、なかでもとくに危険なのは眼への衝撃で、ひどい場合は日常生活でも困るくらいに視力が低下する人もいます。スポーツ中に起こる眼のケガを防ぐ方法にはいろいろありますが、現在もっとも有効なのは「スポーツ用アイガード」を装用することだといわれています。アメリカ眼科学会はスポーツ中の眼のケガの 9 割は安全基準を満たした「スポーツ用アイガード」で防ぐことができると表明しており、スポーツ中は「スポーツ用アイガード」を装用することを推奨しています。諸外国でも安全基準を満たした「スポーツ用アイガード」の装用を推奨しています。しかし、わが国では、毎年スポーツ中に眼をケガする人がいるにもかかわらず、「スポーツ用アイガード」の安全基準はなく、その使用も積極的には推奨されていません。

 このような状況の中、2018 年 12 月より審議を開始したアイガード専門部会に私も参加し、この度、わが国でも「スポーツ用アイガード」の安全基準が SG 基準として出来上がりました。今回は野球(含軟式)、ソフトボールが適用範囲ですが、今後は他のスポーツにも展開することが計画されています。スポーツ中に「スポーツ用アイガード」を装用すると、スポーツで起こる様々な外傷から眼を守ることができ、眼の安全を守ることができるでしょう。

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製品安全協会からのお知らせ
・SG 基準制定:2021 年 1 月 1 日 https://www.sg-mark.org/SG/0147
・事務受付開始:2021 年 3~4 月予定

①新着情報  https://www.sg-mark.org/
・2021/01/13 PLセンターダイジェスト 2020 年度第 3 四半期
・2021/01/14 WTO/TBT 協定に基づく通報の公表
・2021/01/21 業務規程類 改定に関するご案内(中国語版)
・2021/01/25 SG マーク表示申請数量 2020 年度第 3 四半期
・2021/01/28 消費生活用製品PLセンター臨時休業のお知らせ
・2021/02/08 2月12日 窓口業務・電話対応の休止
・2021/02/18 スポーツ用アイガードの基準制定

②拡散希望
・受信者の HP、職場の方々、知人等に転送等していただいて構いません。

③記事募集
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 製品安全協会広報→ sg-news@sg-mark.org
 ・SG との関わり、ヒヤリハット事例、製品安全への取組など

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