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自転車用ヘルメットQ&A(2023/9/1更新)

初版:2023/3/9、更新:2023/4/26(Q6、7追加)、更新:2023/9/1(Q4再修正)

Q1:SGマーク付きヘルメットを選ぶべき理由を教えてください。

A:SGマークの付いた製品は、SG基準という安全性能を満たしていることを製品安全協会が認めているものです。ネット通販を中心に、頭部の保護がほとんどできないような粗悪な製品が出回っています。万が一の事故に備えるためのヘルメットです。政府は、SGマークの付いた製品など認証を受けた製品の着用を奨励しています(*)。頭部をしっかり守れる製品を選んでください。SGマークが目印です。

(*) 国家公安委員会告示第五十三号(2022年12月23日)第三章第一節1(8)

 

Q2:CEマークという欧州の認証を受けた製品もあるようですが、それでもよいのでしょうか?

A:CEマークは欧州の安全基準を満たしていますが、欧州人にあった基準となっています。それに対して、SGマーク付きヘルメットは日本人の頭の形にあった製品となっており、一つ一つの製品ごとに一番弱そうなところで試験をしています。また、SGマークの付いた製品は、本体への注意表示や取扱説明書も完備しています。事業者が行うべき安全対策を網羅しています。

 

Q3:デザインの良いものをさがしているのですが。

A:SGマークが付いた製品でデザインの良いものがどんどん出てきています。デザインも大事ですが、事故で大きな怪我をしないことがヘルメットの役割です。

 

Q4:電動キックボードを使う際に自転車用ヘルメットをかぶってもよいですか?

A:「特定小型原動機付自転車」に該当する電動キックボードを運転する際には、乗車用ヘルメット(道路交通法上の基準無し)をかぶることが法令で努力義務となっており、自転車用ヘルメットをかぶることもできます。SGマークが付いた製品をかぶるようにしましょう。
  「一般原動機付自転車」に該当する電動キックボードについては、乗車用ヘルメット(道路交通法上の基準あり)をかぶることが法令で義務となっています。自転車用ヘルメットをかぶることはできません。

 

Q5:工事現場で被る産業用のヘルメットを持っているのですが、それを自転車乗車時に使ってはいけませんか?

A:産業用ヘルメットは、上から落下してくるものに対して防護するための製品ですが、自転車用ヘルメットは、転倒時に頭部が路面に衝突する際の衝撃を緩和するためのもので、設計が異なります。自転車に乗車時は、SGマーク付きの自転車用ヘルメットを着用してください。

 

Q6:自転車用ヘルメットが品薄のため、乗車用ヘルメット(バイク用ヘルメット)を購入して自転車の乗車時に着用しても良いですか?

A:性能上は乗車用ヘルメットでも問題ありません。乗車用ヘルメットは比較的に重いことと、形状によってはフルフェイス型のようにあご部までプロテクトしているものもありますので、違和感なくフィットする製品を選んでお使いいただくことを推奨します。SGマークがついていることを確認してお求めください。

 

Q7:成人用の自転車用ヘルメットは、ぶかぶかしてフィットしない。子供用のヘルメットでも良いですか?

A:自転車用ヘルメットで頭部を保護するには、頭にフィットしていることがとても重要です。成人用ではフィットせず子供用ならフィットするというのなら、子供用のSGマーク付きヘルメットをお使いください。

2023年度