お知らせ

2016年12月3日の新聞記事について

 日頃より当協会の事業にご理解・ご協力賜りまして誠にありがとうございます。

 さて、12 月 3 日付、一部の新聞で SG マークの安全性についての記事が掲載されております。配 信元の一般社団法人共同通信社から当協会も取材を受け、誤解がないような書きぶりを要請したのですが十分受け入れてもらえず、結果として皆様にご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。

 以下、記事に関して、特に誤解を生じかねない点について補足説明します。

 

1 事故件数について

 製品評価技術基盤機構(NITE)によれば SG マークの付いた製品の事故が 10 年間で 1259 件となっております。

NITE は通達に基づき、事故が起きた際の報告を事業者に要請しており、事故報告の総 件数は記事の最後に記載されているように 10 年間で 3 万 6 千件に上っております。本来、両方の数字が併記されるべきところ、恣意的に別記され、また 3 万 6 千件の中にもさらに SG マーク付き製品で 1 件、製品に起因しない事故のみですが、NITE に報告された事故全体の中では 770 件 発生しております。
 事業者から NITE への事故報告はあくまでも任意でありますが、SG マークを表示している事業者の多くは、NITE への報告制度を社内規定で定めております。

 

2 事故原因について
 事故原因は NITE の集計にあるように、その多くが誤使用や不注意によるもので、どのような製品も正しく使うことが重要です。誤使用、不注意による事故を踏まえて、基準改正を行ったケースもありますが、消費者の皆様には各製品の取扱説明書に従って正しくお使いいただくようお願い申し上 げます。
 また、ベビーカーに関する記述中、折り畳み式製品の壊れる事故が多かったとの記述がありますが、 特定の製品でフレームを究極まで細くした結果、破損事故が多発し、結果としてこの案件が SG 付き 製品 10 年間の事故 1259 件の半数以上を占めております。人身事故は殆ど発生しておりませんでし たが、その後リコールを行い、フレームの強度を高めております。

 

 今後とも SG 製品の安全性の向上に向けて努める所存であり、皆さまのご理解、ご協力をよろしく お願い申し上げます。

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2016年度